🎯この記事でわかること
- FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)とは何か
- 銀行員がFASに転職する理由と強み
- 未経験でも通過する人の特徴
- 転職準備に必要な知識・スキル・資格
- 面接でよく聞かれる質問と答え方
- 年収水準・キャリアパスのリアル
1章:FAS(ファイナンシャルアドバイザリー)とは?
✔FASとは?
M&Aや企業再生などを中心に、企業価値評価・財務分析・事業再編を専門に扱うプロフェッショナル集団です。多くはBig4系のFAS部門や独立系M&Aアドバイザリーファームが担っています。
✔主な業務
| 業務領域 | 内容 |
|---|---|
| 財務デューデリジェンス(FDD) | 買収対象企業の財務状況を調査 |
| バリュエーション(Valuation) | 企業価値や株式価値を算定 |
| 組織再編・事業再生 | 企業の再構築支援、PMIなど |
| モデリング | 財務モデルの構築(3表連動など) |
2章:なぜ銀行員がFASに転職するのか?
✔増加中の転職パターン
- 都銀・地銀の法人RM(リレーションシップマネージャー)
- 信託銀行や証券会社の引受・審査経験者
- 銀行系M&A部門からコンサルティング志向へ
✔銀行出身者の強み
- 財務諸表の読解力・企業分析スキル
- 業界知識・顧客対応経験
- 決算書、BS/PL/CFに対する理解が深い
✔FASが求める人材像
- 数字に強く、論理的に物事を考えられる
- チームプレーとプロジェクト管理力
- 「ドキュメントの精度」に妥協しない人
3章:未経験からのFAS転職で通る人・通らない人
✔通る人の特徴
✅ 提案営業において“仮説思考”や“定量分析”を武器にしていた
✅ 資料作成・提案ロジックの構築力がある
✅ 簿記2級・財務モデリングなどの基礎知識を事前に習得済み
✔通らない人の傾向
❌ 決算書は読めるが、ストーリー構築が苦手
❌ 自走力が低い(指示待ち傾向)
❌ 数字以外のビジネス理解(戦略・オペレーション)に疎い
4章:転職準備でやるべきこと【完全ロードマップ】
📘①最低限の会計知識を固める
- 簿記2級はマスト
- 損益計算書・貸借対照表・キャッシュフローの関係性を理解
- 固定費・変動費/EBITDA/ROICなどKPIの意味
💻②財務モデリングの基礎を習得
- Excel 3表連動モデルの構築
- sensitivity analysis(感度分析)やDCF法の理解
- おすすめ教材:「M&Aで使える財務モデリング講座」「Breaking into Wall Street」
📄③職務経歴書と志望動機の磨き上げ
- 定量実績(例:融資○億円、提案件数○件)を明記
- なぜFASか、なぜM&Aか?という一貫したストーリー
📈④業界・案件研究
- 直近の日本国内M&Aトレンド(例:脱炭素・物流業界の再編)
- FASファームの案件事例を把握(PwC・デロイト・KPMGなど)
5章:FASの面接でよく聞かれる質問とその対策
| 質問内容 | 解説 |
|---|---|
| なぜ銀行からFASなのか? | 単なる転職理由でなく、FASでやりたいことまで語る |
| FASでやりたい業務は? | DDかValuationか、希望領域を明確に |
| これまでの経験で活かせるスキルは? | 数字・資料作成・顧客折衝など“業務翻訳”が大切 |
| チームで困難を乗り越えた経験は? | FASは基本チームプレー、PJ経験が重視される |
6章:FASの年収レンジ・働き方のリアル
💰年収レンジ(2025年時点・目安)
| ポジション | 年収帯 |
|---|---|
| アソシエイト(未経験可) | 600万〜800万円 |
| シニアアソシエイト | 800万〜1000万円 |
| マネージャー | 1000万〜1300万円 |
| シニアマネージャー以上 | 1300万円〜2000万円超も可 |
※成果報酬やプロジェクトベース報酬が含まれるケースもあり
🕒働き方
- 繁忙期は長時間労働も(特にDD案件)
- 在宅勤務・フレックス導入企業も増加
- クライアント対応・調査・資料作成をこなす“知的体力”が必要
7章:転職エージェント選びのポイント
- FASに特化したエージェント(ex. アクシスコンサルティング、ムービン、アンテロープなど)
- 求人票だけでなく、面接対策・業界トレンドの共有ができる担当者を選ぶ
- Big4出身者のエージェントは選考通過率が高め
🔚まとめ|「銀行出身」はFAS転職で大きな武器になる
- 会計・財務の素地がある銀行員はFASとの親和性が高い
- 提案営業で培った**“仮説構築力”と“分析力”**は高く評価される
- 転職後のキャリアアップ(PEファンド、事業会社CFOなど)も描きやすい
🔗おすすめリンク集
📩最後に…
FAS転職はハードルが高そうに見えますが、正しい準備をすればチャンスは広がります。
今の業務でIR資料や有報を読んでいるあなたなら、すでに半歩踏み出している状態です。
「次はFASへ」と思ったら、自己分析と情報収集から始めてみてください!


